blog ブログ 凧揚げPosted on 2010-01-122019-12-09 10日は有田の歴史と文化の森公園へ凧揚げに行きました。 揚げている凧は、鈴木召平さんが作られている「新羅凧」という凧で、 工藝風向というショップの展示会で購入したものです。 鈴木さんの新羅凧は、竹のフレームに和紙を貼りという伝統的な手法で作られているのですが、 その佇まいはとてもモダンで美しい形をしていて、風力整流のために空けられているという 中心の丸い穴が特徴的です。 後で聞いた話では、鈴木さんは戦後にデザインの仕事に携わっていたこともあるのだそうです。 この日は若干弱めの風だったんですが、試行錯誤を重ねた結果なんとかうまく揚げることができました。 (玩具店で購入した80mの凧糸です) 翌日の11日には大濠公園で展示会にあわせた凧揚げ会が行われるということで、 上手な方々の揚げ方を見る良い機会だと思い参加してきました。 工藝風向さんと珈琲美味さんの共同主催による凧あげ会で、 様々な年代の方々が大勢参加されていたのですが、 この日は全くといっていい程の無風状態で、慣れた方々もかなり苦戦されていました。 唯一作者の鈴木さん本人だけが空高く揚げられていたのですが、 誰かが「風が出てきたから今揚げるチャンスだよ!」と言ったときには、 もうすでに鈴木さんだけがうまく風を捕まえていて高く揚げられていました。 その後もまた風は止んでしまったので、本当にそのときだけでした。 風を読むということもとても重要なことだそうです。 鈴木さんの凧はみるみるうちに揚がっていって、1kmあるという凧糸があっという間に無くなっていました。 なかなか奥が深くて難しいのですが、私も何度も揚げて練習したいと思います。